ED治療
EDとは
EDとは「Erectile Dysfunction」の頭文字2つを取った言葉で、日本語に訳すと「勃起不全」を意味します。
日本人の4人に1人がEDの症状があり、40歳以上から割合は増え、60歳以上の半数はEDの症状があるといわれています。EDの原因は様々ですが、心因性(精神的ストレス)、血管性(動脈硬化による血管障害)、器質性(神経の障害)の3つに大きく分類されます。若い世代の方は心因性に当てはまることが多く、高血圧や糖尿病や高脂血症などの生活習慣病で治療をされている方は、動脈硬化のリスクが高いため、血管性が当てはまることが多いとされています。いずれの場合もED治療薬の内服で症状改善効果があります。
ED治療薬について
ED治療薬として日本で認可されている薬はバイアグラ(後発品あり)、レビトラ、シアリスの3種類です。
当院ではシアリス、シルデナフィル(バイアグラの後発品)を取り扱っております。
1. バイアグラ(一般名:シルデナフィル)
バイアグラは1998年にアメリカのファイザー社によって開発された世界初のED治療薬です。バイアグラの主な有効成分であるシルデナフィルは、もともとED治療のためではなく、狭心症発作の治療薬として開発されたものでしたが、勃起不全の症状を改善させることがわかり、改良を加えバイアグラという名称で販売されました。
2. シアリス(一般名:タダラフィル)
バイアグラ、レビトラに続いて世界で3番目に発売されたED治療薬です。効果の持続時間が最も長く、また食事の影響を受けにくい薬です。
バイアグラは服用から効果が出るまで1時間ほど必要で、持続時間は5時間程度とされています。次に発売されたレビトラは、バイアグラと比較し改良されたところはあるものの、それほど劇的なものではありませんでした。
またバイアグラ、レビトラは食事の影響を受けやすく、脂質の多い食事の直後に服用すると効果が出にくいという欠点があります。シアリスはそのような欠点を補うものとして開発されました。食事の影響を受けず、効果の持続時間は最大で36時間とされているため、欧米諸国では「ウィークエンドピル」と呼ばれており、一部の国ではバイアグラよりも人気の高い薬剤です。
薬の副作用については薬剤の血管拡張作用によるもので、シルデナフィル、シアリスともに頭痛、鼻づまり、動悸、顔のほてり、目の充血などがあげられます。また一部の血管拡張作用のある薬を内服されている方は注意が必要ですので診察時にご確認ください。
ED治療の診察の流れについて
1. 予約
当院は基本的に予約制ではありませんので直接ご来院、または「web受付」で当日の順番をお取りください。自費診療となりますので保険証は必要ありませんが、初診の方は登録が必要ですので身分証明書をご持参ください。
2. 受付
受付に自費診療希望とお伝えください。初診の方は問診表をお渡ししますのでご記入をお願いします。(過去にかかった病気やアレルギー、現在服薬しているお薬などについてです)
3. 診察、処方
医師による問診、診察でED薬の説明と治療に適したお薬をご提案させていただきます。初診時には、安心して治療が継続できるように血液検査をおこないます。
4. 処方
診察後、診察室で直接お薬をお渡ししますので、薬局に処方箋を提出する必要はありません。
5. 定期通院
お薬がなくなったら再度ご予約いただき、ご来院ください。2回目以降は問診表の記入や血液検査はありませんので、診察後問題なければすぐにお薬をお渡しします。
ED治療の費用について
ED治療は保険診療ではなく自費診療となります。
名称 | 薬剤見本 | メーカー | 成分量 | 1錠価格(税込) |
---|---|---|---|---|
シルデナフィル | 東和薬品 | 50mg | 800円 | |
タダラフィル | 東和薬品 | 20mg | 1300円 |
※上記の他に診察料(1000円)が別途かかります。